済々黌のプレーは、ドカベン37巻148頁あたり(甲子園)
甲子園 済々黌 ドカベン 珍プレー
甲子園で済々黌(せいせいこう)が珍しいプレーで3点目を挙げ、
それは野球マンガの「ドカベン」にあったエピソードと同じだったというお話。
第94回夏の全国高校野球選手権大会(甲子園)の一回戦、
済々黌3-1鳴門の試合で3点目を挙げた時に珍しいプレーが起こりました。
野球マンガのドカベンに掲載されていたプレーと同じで、
予期せぬ出来事と思った人も多いはず。
済々黌(せいせいこう)
済々黌とは、難しい読み方で、タイピングも大変な字で…。
7回、1アウト一、三塁の場面で打者がショートライナーでアウト
(2アウト目)になった時、1塁ランナーが飛び出していた為、
戻り切れず一塁でアウト(3アウト目)。
ダブルプレーでチェンジと誰もが思った事でしょう。
1塁ランナーがアウトになる前に3塁ランナーがホームインしていた事が認められた。
それが大問題(珍プレー)だったのです。
主審が1:29 頃からプレーの説明があります。
ちなみに野球規則7.10「アピールアウト」の項目がありますが、
正直難しいので省略します。
済々黌の3塁ランナーが、マンガとはいえ「アピールアウト」のルールを
知っていたからと言って、即座に対応出来るとは大したものですね。
では、鳴門はどうすれば良かったのかと…。
「アピールをする」とありますが、3塁ベースにタッチをすれば良かったのです。
タッチアップの際に、離塁(例:3塁ランナーがベースから足が離れるのが速い)が速いと思った時、よく審判に向かってベースをタッチするアピールプレイを高校野球ではよくみかけます。それをすれば、良かったです。
そんな時「4アウト取った」なんて言ってましたが、仮にアウトが4つ、5つでも
最終的なアウトの事を3アウトと呼ぶのだそうです。
さて、「ドカベン」ですが、37巻の148ページあたりに「1点」が輝いています。
白新高校の投手・不知火君が投げた球をスクイズした微笑君のボールが、
一塁方向の小フライになりを不知火君が獲った。
1塁ランナーの山田君がベースに戻れずにアウトでダブルプレー。
その前に、3塁ランナーの岩鬼君が「やま~だ、ばかたれ、アホまぬけ」と
言いながらホームインをしています。
山田君は、ルールを知っていたので、わざと1塁に戻るのをゆっくりにしていました。
まんが喫茶にあったら読んでみては、いかがでしょう。
珍しいプレーとして地方予選でも「サヨナラインフィールドフライ」という
とても衝撃的な見出しがありました。
これは、9回裏インフィールドフライアウト時の起きた流れで、タイムアウトを取らずにマウンドに集まってしまった為、3塁ランナーの「ホームスチール」が成立してしまったのが記録上の話なのですが、見出しの迫力で、「サヨナラ…」そういう事で話題になってましたね。
高校野球には、色々な事が起こります。
一所懸命だからこそのプレーなんだと思います。
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